くまもと心療病院

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院長コラム


2020年 夏

 

2020年7月 くまもと心療病院 理事長・院長 荒木 邦生

 

 人吉市を豪雨災害が襲った。土曜の深夜から早朝にかけてのあっという間の出来事で多くの人命と社会的インフラを失った。
 毎年、日本のどこかで数十年に一度の大雨が降り、徐々にそれが数年に一度になるのであろう。災害に襲われにくい場所を見つけてそこで生活するにしても、活断層と離れ、海岸線から離れ、川や崖から離れ、夏の猛暑がなく、冬に豪雪がないところ。しかも原子力発電から離れていて、感染症が流行りにくい人口密集地域でないところとなれば、そこは間違いなく普通の生活がしにくい場所に違いない。しかも今は想定できない未知の災害も現れるかもしれない。

 これからは、いま自分が生活する地域で、想定される複合的な災害を常に意識して生活しなければならない。油断ができない、ますます生きにくい世の中になった。


 ところで、東京では新型コロナウイルスの感染者が毎日100人を超えている。おそらく熊本でも再燃すると思われるが、その時政治がどのような判断をするのか気になる。豪雨災害でもそうだったように、結局高齢者など弱い者が犠牲になることが無いようにお願いしたい。

 

 

院外広報誌「りふれ」Vol.63 夏号 より

 


 

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