くまもと心療病院

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院長コラム


2021年 秋

 

2021年10月 くまもと心療病院 理事長・院長 荒木 邦生

 

 新型コロナの新規感染者数が減り、第5波が収束した。8月9月に比べて生活するうえでの不安感や緊張感がやや軽くなった。しかし我々医療や介護に携わる者にとって、まだまだ気を抜ける状況ではない。おそらく世界中でコロナが収束しない限り、新たな変異株の出現や流行に怯えながら暮らすことになるのだろう。

 

 そのような中で突然の訃報に触れた。当院の新築にあたり絵を描いていただいた、宇土市出身の画伯である木村昭司先生が9月3日に急逝されたとのことである。先日東京から来られていた次男さまが、ご家族と一緒に当院まで絵を観に来られ、その時知って驚いた。現在新棟の外来とエレベーターホールに掛けてある二点の絵がそれである。昨年秋頃に上天草のアトリエに伺って、「宇土の地でこれからも郷土のためしっかりとした仕事がしたい」とお願いしたところ、とても喜んで引き受けていただいた。コーヒーを飲みながら語り合ったあの時の先生の姿が思い出される。当院の二点が遺作だと聞いた。ご冥福を祈りたい。

院外広報誌「りふれ」Vol.68 秋号 より

 


 

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